そんな仕事はない
- keisou1
- 2023年11月26日
- 読了時間: 2分
昨年の12月に心臓病の手術をし、それと同時に適応障害という精神病にかかってしまった。
心臓は術後の経過も良く、薬さえ欠かさなければ問題なく生活でき、それどころか以前よりも心臓発作で死ぬ危険性がなくなったので健康になったとさえいえるのだが、精神病というのは非常に厄介なもので、生活というより人間そのものを破壊しにくる。
人や出来事などへの怒りや恨み、憎しみが朝から晩まで繰り返し頭を巡る。本当に起きてから寝るまで、そのリフレインが繰り返されることがあり、何をしていてもマイナス思考が人間性を支配し、他に何も考えられない。家族にも、友人にも、苛立ちのままで会話することがあり、けっこうな不愉快を与えてしまっていただろう。
不眠にも悩まされ、3時間くらいしか寝れない日が1ヶ月ほど続き、睡眠薬と精神安定剤がなければ日常が送れないほどになってしまっていた。
心臓病も精神病も原因は職場なのだが、退職届を出して2週間ほどするとだいぶ落ち着いてきて、マイナス思考の繰り返しは減ってきたのが実感としてわかる。怒りや恨みは出てくるのだが、30分ほどで無くなるようになってきた。
二つの病気を同時に経験したから言えることに、「健康を損なってまでやる必要のある仕事などは世の中のどこにもない」ということ。
心や思考が普通だからこそ、毎日が普通に送れる。
心身が健康であってこそ、人生は楽しく過ごせる。
身体に不自由があっても、心が前向きであれば、毎日は前向きに過ごせる。
心が折れてしまえば、人生も折れてしまう。
収入は大切。お金がないと、生活できない。
でも、健康であればなんとかなる。収入だけを気にしてストレスにまみれた生活をしていると、僕のように気づいた時にはこうやって取り返しのつかない病気になり、命をさらすことになる可能性だってある。
健康を犠牲にしてまでやることなんて、この世の中に一つもない。
心の底からそう思います。

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